根管治療Q&A

根管治療 Q&A

Q1. 根管治療は無菌的処置が大切だと聞きました。無菌的処置は行っていますか?

もちろん、無菌的処置を行っています。

根管治療が適応になる歯は、細菌が原因で病気が起きています。
無菌的処置は、大きく分けて2つあります。1つは細菌を歯の中に入れさせない処置、もう1つが歯の中にいる細菌を追い出す処置です。
細菌を歯の中に入れさせない処置で、一番活躍してくれるのがラバーダムです。他には、歯の周りを消毒や、器具のディスポーザブル化があります。

詳しくはこちらのブログをご覧ください。
・『歯根の先に膿(根尖性歯周炎)を作らない、そして治すための、基本コンセプトって何?
・『当院の器具の滅菌について〜根管治療編〜

もう1つの歯の中にいる細菌を追い出す処置には、根管のお掃除(機械的拡大)や洗浄(次亜塩素酸ナトリウム)と貼薬(水酸化カルシウム)があります。
詳しくはこちらのブログも参考になります。
・『歯根の治療の方法パート1〜機械的拡大について〜
・『歯根の治療(根管治療)の方法パート2〜洗浄剤と貼薬剤がなぜ必要か?〜
・『歯根の治療(根管治療)の方法パート3〜次亜塩素酸ナトリウムと水酸化カルシウムについて〜

Q2. 根管治療を受けているのですが、4回以上も治療しているのに終わりそうな気配がありません。通常、根管治療はどのくらいの回数、期間がかかるものなのでしょうか?

病気の重症度と歯の種類にもよりますが、1~4回くらいです。
病気が軽症で前歯の場合、1回で終わらせることは可能ですが、病気が重症で奥歯の場合、3~4回くらいです。

また、期間については、患者さんがコンスタントに通院できているのであれば、1ヶ月程度で終わるはずです。しかし、この限りではないのが、医院の都合でなかなか治療時間が確保しにくかったり、患者さんが何らかの都合で通院できない場合です。

それにしても、患者さんがコンスタントに通院しているにもかかわらず、根管治療が半年経っても終わらないのは、普通ではありません。

治療期間についてはこちらもどうぞ
・『根管治療の回数と期間、どんな症例でどのくらいかかる?
・『根管治療の間隔と、抗菌効果の持続期間について

Q3. 現在、根管治療をしているのですが、先生に歯の根にある膿が止まらないと言われました。なぜ膿が出てしまうのでしょうか?

細菌に感染している根管の炎症反応が、歯根の先から出てしまっているからです。

何度も根管をきれいに掃除しているにもかかわらず膿が止まらないとなると、感染源が根管の中にとどまらず歯根の先から出てしまっているため、膿が出続けているのです。

根管あるいは歯根の外に感染源があれば、根管の中をいくらきれいにしても膿は出続けます。
この場合、膿を止めてから根管治療を終えるのではなく、根管をきれいにすることがすべて終わったら、外科治療へ移行します。

Q4. 根管治療は再発してしまうことが多いと聞きました。成功率はどのくらいですか?

ルールをきちんと守れば、根管治療後に病気が再発する確率は、非常に低いです。

初めて根管治療をする歯の場合、成功率は80-90%です。
80%の成功率は、根管がすでに細菌感染をしている場合で、90%の成功率は、根管が細菌感染を起こしていない場合です。
病気が軽症のうちに、ルールをきちんと守った根管治療を行えば、病気は再発せず、高い成功率が期待できます。

治療の成功率についてはこちらのブログもご覧ください。
・『根管治療後の経過について

Q5. 根管治療で抜髄をしたのですが、痛みが出てしまい困っています。応急処置の方法や考えられる原因を教えてください。

抜髄後に痛みが出ることはあります。

鎮痛剤(痛み止め)を飲んで、様子をみていくことが応急処置にあたると思います。
原因としては、抜髄は小さな組織の外科治療になりますから、痛みが出ることはあります。
また、細菌感染を起こすと痛みが強くなったりします。

抜髄後の痛みは、おおむね1週間以内に治るのが一般的です。
これ以上痛みが継続するようであれば、別の原因を考えた方がいいかもしれません。
根管治療後の痛みが長引く場合は、早いうちに、専門医の受診をお勧めします。

Q6. 主治医の先生に抜歯が必要と言われたのですが、根管治療をすれば自分の歯を残すことができますか?

まず大事なことは、根管治療は根の先の病気(根尖性歯周炎)を治す治療法です。根尖性歯周炎の原因は細菌です。

根管治療を行っても、患者さんの痛みや腫れ等々が治らず、根尖性歯周炎も改善しない場合は、歯内療法外科(歯根端切除術、意図的再植術)を行います。
それでも、患者さんの主訴(一番気になっていることです)が改善されない場合は、抜歯になります。

抜歯が必要だ、と言われた理由によると思いますが、根管治療をすれば自分の歯を残せる場合と、根管治療をしても自分の歯を残せない場合があります。

病気を治すことと歯をもたせられるかどうかは、別問題として考えなければなりません。

ただし、抜歯と一度言われたことがあっても、あきらめることはないと思います。
一番大切なことは、患者さんがその歯の状況を理解し、どのような治療法が最善なのか納得することだと思います。
一度、ご相談にいらしてください。

Q7. 他の歯科医院で治療を受けているのですが、診ていただくことはできますか?

もちろん診ることは可能です。
患者さんの大切な歯ですから、一番いい方法を一緒に考えましょう。

Q8. 歯根が折れているかもしれないと言われました。これはどういう状態なのでしょうか?

歯根が折れているということは、基礎工事ができていない、あるいはシロアリに柱を食べられてしまっている家のようなイメージです。

歯根が折れた隙間から細菌の出入りが起きますので、根尖性歯周炎が治りにくくなります。
この場合、おおかた抜歯になることが多いです。

歯根が折れてしまう歯根破折についてはこちらのブログが詳しいです。
・『原因不明の『かむと痛い』の正体は、歯がヒビ割れていた?- partⅡ- 〜経過不良編〜

Q9. 根管治療は医院によって成功率が大きく異なると聞きました。良い歯科医院を見分ける基準はありますか?

見えないところとみえるところからお話しします。
実は、見えないところが一番大切で、その先生がよく勉強しているかどうかです。
ブログがあれば、ブログを読んで共感できれば一番良いと思います。

次に、見えるところとしては、ラバーダムはもちろん当然のごとく行っていて、なおかつマイクロスコープがあればいいと思います。
しかし、ここで常々思うのが、ラバーダムをやってくれてマイクロスコープがあるから、きちんと根管治療をしてくれる、ということではありません。
理由があるからラバーダムやマイクロスコープがその歯科医院にあるのです。

私事ですが、ももこ歯科を開院するとき、とある先生から、「軌道に乗せてから、マイクロスコープを買って、最初はユニット(治療用の椅子)を多くしたほうがいい」とアドバイスを受けました。でも、私はユニットよりもマイクロスコープを優先していました。今でもまったく後悔はありません。

ラバーダムやマイクロスコープが必要なことを理解している先生と、無菌的処置の実施をスタッフと一丸となって行ってくれている歯科医院を受診して、ルールに則った根管治療を行っている歯科医院に受診することをおすすめします。

Q10. 根管治療を受けたいのですが、まずはどうすればいいのでしょうか?

まずはお電話でご連絡をください。
0466-52-5351
診察・検査を行い、患者様の状態をしっかりと把握した上で、最適な治療をご提案します。

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