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2022.6.6

歯周基本治療とTBIの結果について1

ももこ歯科のブログを読んでくださる皆様、いつもありがとうございます。

今回のブログも、前回に引き続き、歯科衛生士向けに書いてます。

今回は、歯周基本治療とTBIを行った患者様について症例報告をします。

症例1

42歳女性
2014年からももこ歯科に通院してくださっている患者様です。

食事指導前後の歯周基本治療は、歯周組織検査(BOP23%)→食事指導→再評価(BOP5%)といった流れです。
TBIや歯周基本治療は以前に終わらせており、食事指導の介入はメンテナンス期間中に行なっております。

PCは良好にもかかわらずBOPが高く、食事の内容をうかがうと、一点物が多かったです。一点ものとは、◯◯丼や焼きそば、パスタ、といったものです。BOPが高い原因は糖質過多を疑い、定食のようなメニューに変更していただきました。定食のようなメニューとは、ご飯・メインのおかず・お味噌汁・小鉢のようなイメージです。例えば、ご飯・生姜焼き・キャベツの千切り・お味噌汁・おひたしのような感じです。そうすると、糖質はもちろん、タンパク質、ミネラル分も十分に摂ることができます。ヒトの体の細胞は、70%がお水でできており、あとの30%のうちタンパク質が過半数を占めます。タンパク質をしっかり摂ることで、コラーゲンからできている歯肉の健康管理につながります。

口腔内写真は、食事指導前後でほぼ変わらないと思います。PCが元々良好であること、さらには線維性歯肉のために肉眼的には変わりません。

現在のBOPは13-14%と5%よりは増加していますが、PCは良好でメンテナンスに継続して通院していただいてます。この患者さんは、元々甘いものを摂る習慣がほとんどないせいか、カリエスがなく、歯科治療の介入がほぼないことがとっても良いことだと思っています。歯科治療の介入がないことを今後も継続していきたいので、ももこ歯科のBOPの目標値は高いけれども、患者さんが負担を感じずに、口腔衛生環境に意識を持ち続けられることを重視します。

次回は、食事指導をしていない症例についてのお話です。

お楽しみに。

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