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食事と虫歯・歯周病の関係

スタッフブログ

こんにちは、スタッフの越地です。

日々、気温や天気の変化が目まぐるしく感じます。やはり秋の空は変わりやすいのですね。

オンライン勉強会

9月29日にオンラインで「食事指導勉強会」がありました。今回は以下の内容でした。

①研究者は砂糖問題をどう考えているのか、う蝕と歯周病の原因論に食はどう絡むのか

②−1 甘いものは3歳まで与えないという考え方について

②−2 勤務が不規則な方の指導について

①では、研究者の論文では虫歯、歯周病を同じフィールドで考え、砂糖(糖)を多く摂取すると体の中と外から口腔内に影響が出る。虫歯、歯周病の管理にはバランスの取れた食事を摂取することが大事。とありました。

体の中からというのは、糖を多く摂取することで、体内の血管が傷つき、歯茎に炎症を起こします。

外からというのは、糖を多く摂取することで歯垢が付きやすくなり、細菌が増え歯茎に炎症を起こします。

患者さんは、歯垢や細菌が原因で治療が必要になると考えると思います。しかし、体の中(食事が原因で)からも治療が必要となる炎症は起きるのです。ですから、ももこ歯科では必要があれば食事の内容を聞き、どのような改善が必要なのか、などを話しています。

②は、勉強会に参加した方々の経験から、患者さんにどのように指導、話をするか、ということをディスカッションしました。

今回のオンライン勉強会で感じたこと

この勉強会では、虫歯予防もですが、子どもの「味覚の発達」のために、甘いものを与えないという考えを推奨しています。ですが、3歳まで甘いものを絶対に食べてはダメ!ということではありません。

まずはご両親で、甘いものについて話し合い、お子さんに食べさせないように家族内で協力し、どうしても食べる機会があるのなら、量を決めて「1個だけね、約束ね」「今日は特別だよ」などの言葉で伝えると良いことが分かり、毎日好きなだけ食べて良い訳ではないことを伝える必要があると感じました。

普段の勉強会では距離の問題で参加できない方も参加されていたので、たくさんの実体験を聞くことができてとても勉強になりました。