コロナウイルスに対するももこ歯科の対応
ももこ歯科のブログを読んでくださる皆様、いつもありがとうございます。
緊急事態宣言が4月7日に発令されました。
そこで、今後の取り組みについてお話しします。
報道により誤解される方が多いかもしれません。
今後の取り組みの前提として考えているのは、
コロナウイルスの拡大を防ぎ、一刻も早く収束させることです。
感染する確率が高いのは、患者さんよりも
歯科医療従事者です。
ももこ歯科としてできることはすべて行います。
受け入れ患者さんの制限
以下の方は、緊急事態宣言中においてお断りさせていただくことがあります。
急患対応が不要と思われる方
体温が高い方
感冒症状がある方
だるさ、息苦しさがある方
2週間以内の海外渡航歴
新型コロナウイルス感染者、またはその疑いがある方と接触した経験がある方
COVID-19感染症陽性と診断されたことがある方
ももこ歯科の感染予防対策
院内での衛生管理は普段と変わりません。
再三申し上げている通り、スタンダードプリコーションを普段から行っていれば慌てて何か新しい取り組みをする必要はありません。
それから、医療において滅菌は必須です。
滅菌の対象となる微生物は、コロナウイルスのみならずすべての細菌とウイルスです。コロナウイルスだけを死滅させれば良いわけではありません。
コロナウイルスの発祥地とされる武漢の大学から出た論文*があります。
歯科医師としてコロナウイルスに対する予防策をこの論文で記載していますが、ももこ歯科で普段から行っている衛生管理や診療スタイルです。
以下の機器あるいは器具は感染予防に重要な役割を示すとのことでした。
口腔外バキューム
バキューム
エジェクター
ラバーダム
いずれも当院では日常で使っているものです。
口腔外バキュームは以前の職場でも使っていたために、ももこ歯科にも導入しました。以前の職場の院長に『スタッフの健康管理のために導入した。』と言われ、最もだと思っています。
口腔外バキュームを導入して本当に良かった、と思っている次第です。
*Meng, L., F. Hua, and Z. Bian. “Coronavirus disease 2019 (COVID-19): emerging and future challenges for dental and oral medicine.” Journal of Dental Research (2020): 0022034520914246.
しかし、衛生管理で変わったこともあります。
それは、院長もスタッフもマスクやゴーグルをしながら患者さんとお話しするようになりました。
私が学生だった頃、マスクをしたまま患者さんとお話するのは失礼だ、という教育を受けていました。しかし、今はそんなことを言ってられる状況ではありません。
患者さんも受付ではマスクをしてスタッフとお話ししていただけますと嬉しいです。
何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
患者さんへのお願い
お電話でも、受診される患者さんにも、以下の項目を治療前におうかがいしています。
1. 基礎疾患・免疫疾患がある
2. 37.5℃以上の熱がある
3. のどの症状や痛みがある
4. 強いだるさや息苦しさがある
5. 2週間以内に海外渡航歴がある(ご本人とご家族)
6. 新型コロナウイルス感染者、またはその疑いがあるものとの接触がある
7. COVID-19感染症陽性と診断されたことがある
患者さんが受診される前に毎回上記項目をうかがっております。
ご協力よろしくお願い申し上げます。
ももこ歯科での体調管理
緊急事態宣言が発令される少し前から、ももこ歯科では院長をはじめスタッフ全員の体調管理として、毎朝体温計測をしています。
自己申告ですが、起床時に体温を計測し、37℃以上なら病院に行くことを義務付けています。
今のところ、みんな健康で出勤していることに感謝しています。
スタッフへの感謝
こういう事態なのに、出勤したくない、というスタッフがいません。
そもそも少人数でやっている歯科医院ですから、言いずらいというのもあるかもしれません。
しかし、私が緊急事態宣言が発令されることで休診にしなければならないか、と悩んでいても、『急患は診なくてもいいのですか?』と患者さんを気遣う一言があったり、本当に感謝しています。
さいごに
以前よりも、お約束を取りずらい状況になる可能性があります。
一刻も早くコロナウイルスの拡大を終わらせるよう、ももこ歯科としてできることをやっていきますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。