About cariesあなたのこんな症状を解決します
- ◯冷たいもので痛みがある
- ◯温かいもので痛みがある
- ◯かむと痛い
- ◯押すと痛い
- ◯何もしていないのに痛い
- ◯腫れてる
- ◯ニキビみたいなできものができている等々
Progression of tooth decay歯髄(歯の神経)の診査
歯髄(歯の神経)の診査
問診で患者さんが困っている症状を聞くことは重要な所見になります。
正確な診断をするために、両隣や反対側の歯も含めて診査を行うことは必須です。
歯髄の反応を診る診査項目は、冷たいもの、温かいもの、微量の電気です。
歯髄の状態を客観的に判断するために、この3項目は必須です。
- 冷たいものに対する反応
- 温かいものに対する反応
- 微量の電気に対する反応
歯根周囲の診査
歯髄の炎症が、根の先に広がっているか否かを確認する診査です。
歯を軽くたたいたり、根の先を軽く押して痛みがあるかどうか、歯周ポケットの検査は、歯周病の進行程度、
歯根破折や穿孔の有無、歯内歯周病変を予測します。
- 歯を軽くたたく
- 根の先を軽く押す
- 歯周ポケット検査
診査の結果が、正常で残存歯質があれば生活歯髄療法、
正常でも残存歯質がない、あるいは、残存歯質があっても
異常であれば根管治療、がそれぞれ適応になります。
Progression of tooth decayどんな治療法があるか?
歯髄が保存できる場合/生活歯髄療法
歯髄保存は、歯の寿命に影響し、血流を維持した方が、歯にとっては条件が良いです。
特に、根未完成歯(はえたての永久歯)の場合は、生活歯髄があることで歯根は形成されますから、
生活歯髄療法はとても有意義です。もちろん、生活歯髄療法でもマイクロスコープとラバーダムを使っています。
12歳 女性
主訴/神経を残したい
- 生活歯髄療法前
- 生活歯髄療法後
歯髄が保存できない場合/
根管治療(抜髄)
根管治療とは、簡単にいうと歯の根の中をきれいにする治療です。歯の根っこの内部には、神経や血管が入っています。
ここを根管といいます。
虫歯が進行して、根の中に菌が入ると汚れがたまります。汚れている根管をきれいにするために、
ファイルという器具で掃除し、消毒薬を使って汚れを洗い流し、治療と治療の間で菌を増やさないように薬をつめます。
当院では、菌を歯の中に入れないように、ラバーダム防湿や可能な限り、器具を使い捨てにしています。
また、治療の安全性や精度を高めるために、マイクロスコープを使用しながら、根管治療を行なっています。
45歳 女性
主訴/痛い
- 根管治療前
- 根管治療後
Progression of tooth decayその他の治療方法
再根管治療
一度根管治療をした歯でも、新たに虫歯ができたり、痛みや腫れが出現すると、根管治療を行う場合があります。
31歳 男性
主訴/右下の歯肉が腫れてる
- 根管治療前
- 根管治療後
再根管治療後、歯肉の腫れは改善しました。
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外科的歯内療法
根管治療後、症状が改善しない時、あるいはかぶせ物をはずせない時等々に、外科的歯内療法を行います。
52歳 男性
主訴/右上の歯肉におでき
(sinus tract)がある
- 根管治療前
- 根管治療後
- 外科的歯内療法後
sinus tractは根管治療で消失せず、
外科的歯内療法後に治癒しました。