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[記事公開日]2021/09/28
[最終更新日]2021/09/28

歯冠長延長術について〜矯正的挺出以外のフェルール獲得方法 その1〜

ももこ歯科のブログを読んでくださる皆様、いつもありがとうございます。

今回は、歯冠長延長術についてです。

その前に、6月28日のブログでも少し触れましたが、フェルールの獲得方法の分類と定義についてそれぞれお話します。

フェルール獲得方法の分類と定義

フェルールの獲得方法には、挺出歯冠延長術があります。
ざっくり言うと、挺出は読んで字のごとく、歯を引っ張る方法で、歯冠延長術は歯はそのままで歯肉を下げます。

挺出について

挺出には、矯正的挺出と外科的挺出があります。

外科的挺出

歯を抜いて挺出するので、リスクがあり、できる症例が限られます。たとえば、装置がつけられない部位であれば矯正的挺出よりも外科的挺出の方が適しているかもしれません。しかし、外科的挺出は歯を抜く際に歯根破折を起こす可能性がありますから、症例を慎重に選択する必要があります。

矯正的挺出

矯正的挺出は装置をつける必要はありますが、リスクは最小に抑えられるので、最も頻繁に行われているフェルールの獲得方法です。

歯冠延長術について

歯冠長延長術は、歯肉を下げて歯冠を長くする方法です。

上の写真は、歯冠長延長術の術前と術後の状態を比較したものです。

術前は、矢印の部分の歯と歯肉の位置がほぼ同等な位置にあります。
術後は、歯肉を下げて歯の部分を露出させているので、歯の位置に比べて歯肉の位置が下がっていることがわかると思います。

歯肉の厚さやかみ合ってて挺出できない場合は、歯冠長延長術の方が適切だと思います。反対に、見た目が気になる部分に歯冠長延長術を行うことは、慎重になった方がいいです。歯の長さが左右非対称になり、見た目に問題を生じることがあるからです。

次回は、歯冠長延長術を選択した患者さんの症例報告です。

お楽しみに。

 

 

カテゴリー:歯周病, 根管治療後のかぶせ物, フェルール, 生物学的幅径, 歯冠延長術, 根管治療

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