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2017.1.5

根管治療中、ラバーダム防湿時の工夫点

みなさん、こんにちは。
先日、ラバーダムの意義についてお話ししました。
今回は、根の治療中、ラバーダム装着中の患者さんは、お口を開け続けなければならず、結構疲れます。そこで、当院ではちょっとした工夫をしています。

 

お口を自力で開け続ける補助役として、開口器(図1-1)を上下の歯でかんでいただきます(図1-2)。以前、当院で行ったアンケートで、開口器をかんでいた方が、お口を開けているのが楽だった、と回答していただいた方のおかげで、現在も継続して開口器を使っています。
それから、お口を開け続けていると、唾液を飲み込みづらくなります。そこで、排唾管(図2-1)を口角から入れて、唾液を吸うお手伝いをします。

長時間同じ姿勢は疲れますから、低反発のマットを敷いています。
左の写真は、スタッフが低反発のマットをセッティングしているところです。チェアーの高さにマットを合わせるには、割と熟練の技が必要とされます(笑)。

最終的には、下の写真のように安全面も考慮しています。
左下の写真;洗浄液が目に飛ぶと危険ですから、ゴーグルをかけていただいた上にタオルをかぶせます。
右下の写真;お洋服に洗浄液が飛ぶと色落ちする可能性があるため、冬場はこのようなブランケットで、夏場はバスタオルでお洋服を覆います。

根の治療中、ラバーダムをするとお口を開け続けなければならない患者さんの疲労軽減目的に、開口器、排唾管、低反発マットを、安全性の提供には、ゴーグル、タオル、そしてブランケットあるいはバスタオルです。

次は、無菌的処置を安全に行うために、スタッフが努力していることをお話しします。
お楽しみに。

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