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[記事公開日]2016/05/23
[最終更新日]2018/11/08

PESCJを受講して part2〜受講中のこと〜

前回はPESCJを受講するにいたった動機と経緯についてお話ししました。
今回は、PESCJ受講前に、文献を読むよりもやるべきだった、と反省していることを中心にお話しします。

普段の生活にPESCJのプログラムが含まれるので、生活のどこかを『断捨離』すること、それからプログラムを有意義なものにするために『環境設定』をしっかりすること、この2点が反省点です。PESCJは一般的な講習会とは180°異なり、過酷なプログラムなのです。

<PESCJの過酷さ>

本格的なプログラムは、7月からスタートします。奇数月は東京で座学、偶数月は大阪で実習です。
年間130くらいの課題文献(すべて英語)と毎月3症例を提出、9月には抜去歯30本の提出、2月はテスト(実習と筆記・口頭試問)、東京月には、担当者がトピックプレゼンテーション(口演時間;60分)とリタラチャーレビュー(口演時間;30分)を行い、3月は卒業プレゼン、等々です。
課題文献の数だけで気絶しそうなのに、トピックプレゼンとリタラチャーレビューがさらに追い討ちをかけます。しかし、この二つを経験すると、PESCJの勉強方法が理解でき、とても有意義な文献の読み方ができるようになることは事実です。
私の場合、英語という言語の壁と、文献を読む習慣が一切なかったため、初歩的なところからスタートせざるをえない状況でした。辛くて毎日が大変で、やってもやっても終わらない切迫感はありましたが、気分的に落ちていく精神的な辛さはありませんでした。

では、過酷さをどう乗り切るか。1日24時間をどう使うか、がキーポイントです。

 

<通常の生活>

仕事もプライベートも家族や同僚、スタッフ、あるいは理解ある第三者の支えがあってこそ、バランスが保てます。
これを念頭に、PESCJのプログラムをこなします。

<受講中の生活>

⭐️理想形
下の図のように、スタッフに協力をしてもらって、仕事は支障をきたさず、家族に甘えて、プライベートの時間を削らせてもらうことだと思います。しかし、現実は、こうはいきません。

理想形1

⭐️理想形

理想形2

マストの課題が多く、こなしてもこなしても終わることはありません。1日24時間という制限されたファクターを有効活用するには、仕事とプライベートの時間を削ることが唯一の方法です。プライベートな時間は睡眠時間程度で、あとは仕事の時間を削った方がPESCJは有意義になります。期間は少なくとも1年。自分の周囲の人達に理解をしてもらって、プログラムがこなせます。しかも1年です。1年は長いです。常日頃、余裕はなくなりますが、協力や理解を示してくれるスタッフや家族、理解ある第三者に対して、礼を尽くすことは覚えておくべきでしょう。
さて、ここでジレンマが生じます。仕事を削ると、まず患者さんに迷惑がかかること、次に、経済的な充足はもとより、1ヶ月3ケースというノルマを達成するチャンスを失う可能性があります。以上3点がデメリットで、メリットは勉強ができることです。一方、仕事を通常通り行えば、勉強する時間が少ないのはデメリット、メリットは、1ヶ月3ケースのノルマを達成できる可能性が高くなることと、経済的な充足が得られることです。
最終的に、バランスよく決断するのが経営者の采配なのですが、私はこの部分を受講前にもっと詳細に行うべき『環境設定』だった、と受講中にひどく反省しました。『断捨離』が必要不十分だったため、理想とされる『環境設定』が達成されませんでした。やるべき環境設定の項目が、例えば10あったとしたら、5か6しかやってなかったのかもしれません。
『断捨離』は時間、『環境設定』は断捨離後効率よく学習できる方法を何パターンか考えておくことです。理想は、自分の右腕となる人財がいることです。言い換えると、自分が働かなくても、収益をもたらしてくれる人財がクリニックにいることです。家族は、なんとか理解を示し、協力し、味方になってくれるでしょう。私は、夫に、「家に持ち込まなかった」と言われたことが嬉しかったです。違う見方をすると、家にいなかった、ということですが😁

新しい取り組みをするときは、『断捨離』から始めて、『環境設定』をすることに尽きます。そして、自分の学習レベルやペース、ライフスタイルに合わせて、逆算したところから計画をスタートさせることが賢明です。戦略を練って、戦術を考え、戦法を実行する。まさに、戦国武将です。

次回はPESCJプログラムの集大成、AAE16(American Association of Endodontists 2016年学会)参加とPenn大での研修についてのお話です。

 

カテゴリー:ペンエンド

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