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[記事公開日]2015/04/14
[最終更新日]2018/11/08

歯の中は迷路?!

4月に入り、ポカポカ陽気になって日も長くなり、だいぶ過ごしやすくなりましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

さて、今回は、複雑な歯の内部構造についてお話しします。まずは、各部位の名前のご紹介から。

左上図:Vertucci FJ. Root canal morphology and its relationship to endodontic procedures. Endod Topics 2005;10:3–29.
左の写真は、根っこの先を撮影したものです。ピンクの円は、上の写真のピンクの円が根の外側に出てきた穴です。枝分かれしているので、出口がいっぱいあります。それでは、この写真の歯をレントゲンで撮影してみましょう。

左はまっすぐ、右は方向を変えてレントゲンを撮影しました。黒いところが歯髄に該当します。側枝は認められず、このようにとても小さなものであることがわかります。
根管治療のターゲットである細菌が、側枝やイスムスに入り込んでしまうと、歯の中は迷路ですから、細菌をすべて駆除することは不可能なのです。しかし、きちんとルールを守った根管治療の成功率は、非常に高いのです。

それでは、側枝やイスムスを触らずに治った症例をご紹介します。

左上は、初診時のお口の中の写真です。青い円に注目してください。歯茎は非常に腫れています。右上は、根管治療後です。腫れは完全にひいています。

左上は術前の、右上は術後のレントゲン写真です。側枝をさわらずとも、歯茎の腫れは治っています。骨の吸収度合いに関しては、今後も要経過観察になります。

カテゴリー:根管の解剖形態の維持, 根管治療 タグ:

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