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2024.1.22

ももこ歯科での根管治療10〜サイナストラクトは治るのか症例5歯内歯周病変編〜

ももこ歯科のブログを読んでくださる皆様、いつもありがとうございます。

今回は、前回のつづきで、根管治療後腫れた歯肉はどうなったかお話しします。

根管治療前後の歯肉の状況

初診時2021.10.20
歯肉の腫脹を認める

根管治療後3ヶ月2022.3.14
歯肉の腫脹は残存し、サイナストラクトを形成している

術前に腫脹していた歯肉は、サイナストラクトを形成しています。

打診痛はなく、根尖部圧痛はサイナストラクト周囲に認め、歯周ポケットは近心口蓋側で6mmと著変なく生理的動揺を呈していました。

画像での評価

根管治療直後2021.11.19

根管治療後3ヶ月2022.3.14

ポイント造影の結果右上顎第二大臼歯に到達しています。サイナストラクトは、根管治療で治癒しなかったと判断し、右上顎第二大臼歯に意図的再植術を行いました。

再根管治療で治らなかった理由を考察する

根管治療サイナストラクトが治癒しなかった原因は、そもそも根尖孔外感染を起こしているか、側枝の感染か、依然として、歯周ポケットが深い部位もあり、歯内歯周病変の歯周病の部分:primary perio-secondary endoもしくはprimary endo-secondary perio、true combined(歯内と歯周の病気が同時に起こっている状態))の可能性もあります。意図的再植を行った結果、サイナストラクトはどうなったか、歯周ポケットは浅くなったのか、次回のブログでお話しします。

お楽しみに。

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